東ベルリンから来た女
2012 独?
1980年 東ドイツ
出国申請をしたためにマークされ、
東ベルリンの病院から田舎に左遷された主人公バルバラ
秘密警察(シュタージ)の監視付きで、
他人と交わろうとしない氷のような女
彼女に好意的に接してくる医師にも冷たい
一方、小児科医の彼女は患者に対しては真摯
いくつかのエピソードが起こる
そんな彼女だが西側にいる恋人の手引きで亡命する手はずが整う
いよいよ決行の日がやってきたのだが・・・
ベルリン映画祭銀熊(監督)賞らしい、しっかりした作りの映画です
暗いような内容だけど、
同僚医師は置かれた環境のなかでも誠実に生きてるし
ドイツの田舎の景色は美しく、そう陰鬱な気分にはなりません
そしてラストの主人公の選択により、
前向きなインパクトを受けること必須かな
人間性の発露というかね
感情を押し殺して生きることはできないってことでもあるかも
なかなかの良作です
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