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影の軍隊

1969 仏

 

第二次大戦中に出版された作家の小説を

自らもレジスタンスをしていたというメルヴィル監督が映画化。

 

実話がベースの陰鬱なレジスタンス活動を淡々と描いているので

内容もかなり暗いが、映像が輪をかけて暗い!

悲壮感、緊張感で休まる間はないけど反面見入ってしまいます。

 

序盤はこの映画の主人公といえるジェルビエ(リノ・ヴァンチュラ

がずっとスクリーンに。

 

投獄されている彼だがなんとか逃げ出し、

自分を売った裏切り者を抹殺します。

 

その後群像劇というか組織の各人のシーンが描かれ、

組織の女傑マチルダ(シモーヌ・シニョレ)が

主役ともいうべき存在感を見せ始める。

 

また、レジスタンスに協力するイギリスの潜水艦が出たり、

帰仏のため空挺を試みたり、結構ワクワクするような要素が

意外にもあったりする。

 

結構端折られているんで話を把握するのが大変なところもあるんですけど、

たとえば英潜水艦が迎えに来ているのは

おそらく撃墜されたとかで仏レジスタンスに匿われてる

英軍パイロット等なんでしょうね。

 

このようにレジスタンスと言ってもナチとの銃撃戦とかそういうのはなく、

情報収集とか仲間の奪還作戦とか、地味な活動が描かれております。

 

しかし結局レジスタンス活動が劇的に好転するようなことはなく、

むしろ裏切りが起こるたびに仲間や拠点が失われていくのだった。

 

ラストでは小説出版時以降の彼らの結末が述べられており

まさにシビアな現実というほかはない。

 

元気な時に「よし、見るぞ!」って見れば

骨太度のかなり高い力作だと感じられると思います。

 

実際の活動はこんな感じだったのかな。