アオハライド

2014 日

 

人気少女漫画の映画化。

 

上映中の作品ですが、以下一応ネタバレはないと思います。

 

メインの観客層は女子中高生。

ここまでコテコテ(と思っていた)の恋愛物は普段まず見ることはないのだが、

縁あって鑑賞する機会を得た。

 

以下、原作未読、アニメ未見での感想。

 

正直、全く期待していなかったものの、

値段分の満足は得られ、青春映画らしく爽やかな気分で席を立つことができた。

 

ミスキャストの声も強かった東出昌大も違和感なし。

桐島、部活やめるってよ」でも俺様高校生やってたのを思い出した。

 

脚本も、いまいちな点は随所にあるものの予想よりはよかった。

これは原作のテーマが青春であり、

家族・友情など恋愛一辺倒でないことで受け入れやすかったのかな。

 

一部セリフがさすがに青臭すぎるとも思ったけどまあ青春映画だから。

 

ただ原作物映画の宿命で、

ほぼ双葉と洸のエピソードに絞られている点に原作ファンは注意か。

 

展開はある程度予想がつき、

「ここで泣かせに来てるな」とかわかったりするものの、

それでも何ヶ所かでうるっと。

 

余談ながら、生き残った者が罪悪感で苦しむというテーマとして、

黒木和雄監督の「父と暮らせば」という映画(井上ひさし原作)

をちらっと連想させた。

これは広島原爆で生き残った娘と亡くなった父(幽霊)の物語。

 

あとは、モデル出身で(と一括りにするのは失礼かもしれないが)

演技力がないという感想も見受けられた本田翼も特に気にならず。

むしろ従前のイメージより魅力的に感じた。

これは制服補正という面もあるかもしれないが・・・

 

上記の本田翼以下、青春映画らしく美男美女の出演者が並んでいる中、

中学時代の双葉を演じた田爪愛里が一番印象的。

 

「奇跡」の橋本環奈ちゃんみたいに

そのうちブレイクするのかもなーと思いながら帰宅。

 

 唯一の失敗を強いて挙げればエンドロール終了を待たず席を立ったため、

その後のおまけ映像を見逃したことか。

 

これから観に行く方は気を付けてください。

 

追記

文化祭ライブのシーン。

ステージで菊地君が歌っていたのは「風の日」(ELLEGARDEN