ブルージャスミン

2013 米

 

全然気づかなかったがウディ=アレン監督だった。

 

ケイト=ブランシェットが

大富豪から無一文という元セレブ女を演じている。

 

ジャスミンは金融で成功した夫と学生結婚。

虚栄心の塊で義理の妹たちを見下しつれなくしていたものの、

夫の破滅により行き所がなくなり妹の下にやってくる。

 

妹の粗野な彼氏チリやその仲間、

妹自身の生活スタイルも気に食わない彼女だが、

 

生活のため歯科医の受付を始めパソコン教室→インテリア・コーディネーター

という方針を立てる。

 

結構頑張っていた彼女だが歯科医のセクハラにより退職。

困ったなと思っていると週末のパーティに誘われる。

 

連れてった妹だけ相手を見つけ、

つまんないパーティーで出会った大当たりのセレブ男 。

 

絶対にモノにすべく奮闘する彼女だったが・・・

 

まあ設定から相当痛いので見るかやや躊躇していた作品。

 

転落したのにとことんセレブ気分で過去の豪遊を語る彼女。

さらにはいろいろあって神経を病んだらしくそのあたりも冒頭から全開です。

 

一方、「とりあえず付き合う相手さえいればいいわ」的な

しっかり物を考えようとしない妹(と似たものなその周辺)。

 

また所々で過去の映像が挿入され、

こういうことがあったのか、という感じなんですが、

これがまた痛くて休まる暇はありません(笑)。

 

本当にウディ・アレンか?

 

ラストの過去シーンは印象的で

なんだやっぱり確信犯だったのかという感じ。

 

ケイト・ブランシェットはこの熱演でアカデミー主演女優賞を獲得。