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インターステラー

SF

2014 米

 

クリストファー・ノーラン監督

比較的わかりやすい「ダークナイト」はともかく

インセプションは意味のよくわからない話で

長くて眠かったという過去の印象。

 

今作は予備知識全然なくて

 

「『ゼロ・グラビティ』と並べられてる感じで、

どうもSF系っぽいな。評判もいいから傑作かな?」

と思い鑑賞。

 

多分2050年頃のアメリカ。

(クーパー義父が「子供の頃60億人だった云々」と話している。

1998年に60億人突破なので)

 

食糧不足に苦しむ世界で、

不本意ながらパイロットをやめ農業(トウモロコシ)をやっているクーパー。

 

雨はもう長いこと降っていない。小麦は病気にやられた。

隣家のオクラ(オクラって外来語なんだ)もダメだ。砂嵐が来る。

植物が育たず、人類は窒息するかも、という世界。

 

ある日、娘の部屋の怪奇現象を分析しその座標を目指すと

そこは解体された旧NASAが復活した拠点だった。

 

新生NASAは人類が移住可能な星を探すプロジェクトをしており

実は旧NASAのパイロットだったクーパーに宇宙へ行ってくれないかと依頼する。

 

娘と揉めたものの元来の進歩的性向は抑えられず宇宙に旅立つクーパー。

 

脚本を書いたノーラン監督の弟はこのために大学で学んだとかで、

相対性理論とかワームホールとか科学的考証には相当力が入っているらしい。

 

それだけの考証の成果か、

映像はなかなかよかったんですが、ドラマの部分がちょっと興ざめ。

 

クーパーは相当ブランクがありそうなのに、

君しかいない的にスカウトされすぐ宇宙へ。

トレーニングしたシーンはカットされたということかもしれないが、

たまたま来たやつがパイロットに適任という、

そんな不確定な計画だったのか。

 

アン・ハサウェイ演じる女性科学者は

恋人が先遣隊として向かった星に感情のみで執拗に行きたがる。

その時点で「え、人類の命運が掛かってるのに」と違和感が。

 

しかもそんな私情を挟みそうな身内を人選するなんて・・・

挙句の果てに愛で(植民地候補の星を)選ぶことが正解なのでは、

みたいなことを言い出す。

 

うーんなんか真面目な移住先探しという感が薄れてきました。

その後ブラックホールに突入するんだけど

宇宙船の外壁がはがれてきてる中、クーパーは宇宙服で外へ。

 

まあそこは流すとしても(これはさすがに死んだなと思ったんだけど)、

なんか変な5次元空間?に入り込み

愛の力で娘にデータを送り、めでたしめでたし。

 

娘の部屋の本棚に囲まれたこのシーンは、

インセプションの意味不明な映像がフラッシュバックした。

 

愛の力が実は(科学的に?)重要なものだという示唆なんだろうか。

 

映像など見るべきものはあるものの全般に期待したほどではなく、

169分ということもあり人にはやや勧めづらい映画だった。