オール・ユー・ニード・イズ・キル
2014 米
原作は日本のライトノベルとか。
正体不明の生命体「ギタイ」により欧州は制圧され、
人間は絶望的な戦いを強いられていた。
そんなさなかに送り込まれたケイジ少佐(トム・クルーズ)は
出撃後、目が覚めるとなぜか前日に戻っていた。
何度も何度も一日を繰り返す羽目になったケイジは、
果たしてギタイのボス、オメガを倒すことができるのか・・・
いわゆるタイムループもので、返り血を浴びたことにより
死ぬと前日に戻る能力を身に着けた主人公。
ゲームのように何度リセットを繰り返したかは明示されないが、
場面場面でケイジの手際がよくなったシーンをコミカルに見せることで
観客に想像させる。
実際こういう立場に置かれたらメンタルが厳しいんじゃないかとは思うが、
その辺はご愛敬。
後半はややご都合主義(本拠地のルーブルの護衛が手薄なのでは?とか)
かもしれないがそれなりに楽しめる作品だった。
ところで、リタ曰く「輸血されるとループ能力を失う」とのことだが、
失ったかどうかは死なないとわからないのでは?とちょっと思った。
しかし、その後ケイジが「(能力を失ったのは)自分で感じる」と言ってるので
何か実感があるということでしょう。
無理ゲーをプレイしている気持ちになれる一本。