イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
2014 英 米
第二次大戦中、
実在の数学者アラン・チューリング(ベネディクト=カンバーバッチ)が
ドイツ軍の暗号機「エニグマ」の解読を試みることに。
「空気を読む」どころか
まともなコミュニケーションすら怪しい彼は、
同僚と対立するも独自の「マシン」にこだわりを見せていく。
ひょんなことから彼らを手伝うことになる
ジョーン(キーラ=ナイトレイ)の助言もあり
同僚との関係を修復し協力を得たアランは
あるきっかけから遂にエニグマを解読したのだが・・・。
パブリックスクールの少年時代と戦後の姿の2つのストーリーが時折挟まれ
チューリングの人となり、その孤独な人生をたどっていく形になっている。
パブリックスクールのいじめ、女性への偏見、
保守的な社会(25歳未婚は行き遅れなど)、戦時下の情報操作、
ソドミー法(特定の性行為等を禁止、処罰)など色々なテーマも含んだ作品でした。
天才数学者の映画と言えば、「ビューティフル・マインド」が挙げられ、
「主人公には多分共感できないんだろうな」と本作も後回しにしていた。
でも変人描写はあれそのへんはさほどでもないです。
キーラ・ナイトレイは美人すぎるという欠点?から
やや浮いてしまい現実離れしたキャラとなっていたような気がする。