アジョシ

2010 韓

 

ひっそりと質屋を営むテシク(ウォンビン)。

クールな彼の元へ来ては「アジョシ(おじさん)」と話しかけるソミ。

母親はクスリ、友達もいない彼女にとって唯一会話ができる存在。

 

ある日、母親が無謀にもある組織の薬物を横取り。

当然、その代償は大きく、母子は拉致されてしまう。

 

実は・・・な過去をもつテシクは、悪逆非道な野郎どもを叩き潰し

ソミを助けるため立ち上がるのだった!!

 

これだけ見るとよくある感じですね。そして実際その通りなんです。

一方、韓国映画特有の、なんというか「覚悟して観なければならない感じ」

(「オアシス」「母なる証明」「チェイサー」「殺人の追憶」など)

が結構強いかなと思って恐れていたものの特に感じませんでした。

 

ウォンビンがかっこよすぎるからかな。

そして最後も甘い、甘すぎるからだろうか。

 

しかしそれでも車がつぶれるシーンではしっかりドアの隙間から血が垂れるし、

その他も目を背けるほどの猟奇的なシーンはないものの

グロいところは結構正面から見せてくる。

 

このあたりはやはり韓国映画ならではで、

主演ウォンビンのアクションの激しさと相まって映画全体の迫力を維持している。

 

クールなヒーローの安定したクライム作品としてはお勧め。