映画ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム
2015 英 仏
アードマンスタジオが送るクレイアニメシリーズの劇場版。
「ウォレスとグルミット」のスピンオフシリーズである「ひつじのショーン」。
自分はイタズラ好きで奔放なショーンよりも
健気なグルミットが主役のシリーズが好みだったため、
劇場版がどうなのか若干の不安もあった。
しかしそこはいいように裏切られたようで大好評らしい。
これは見てみようかな、と。
なるほど序盤からセンチメンタルな手法で攻めてきて、
ちょっと身勝手なショーンらしさから一大騒動に。
のんきな羊たちに街の厳しさを味合わせつつギャグも満載。
伏線もすべて回収、テンポもよし、密かに考えさせられる要素もあり。
なるほどこれは完成度の高い作品と納得。
グルミットの長編作品より出来が良さそうですね。
2015ベスト作品と言っても過言ではないのではないか。
老若男女誰もが穏やかな気持ちになって楽しめる傑作。
観終わってすぐ、今からまた見てもいいなと思う映画は珍しい。
チャップリンの黄金狂時代とか
バック・トゥ・ザ・フューチャーへのオマージュもあるのかな?
最後は、そこで証拠隠滅なのか!
意外な繊細さで笑えた。