ペーパー・ムーン
1973 米
73年制作だが、白黒で35年ごろのアメリカが舞台。
母を亡くしたアディ9歳。
そこにやってきた怪しい男モーズは、身寄りのないアディを
伯母の元まで届ける役回りを押し付けられてしまう。
どうやらモーズはアディの母と関係があった男の一人のようだが、
アディの父親なのかはわからない。
実はモーズは未亡人に聖書を売りつける詐欺師。
頭の回転が速いアディはモーズ顔負けの手口をみせ彼と相棒になる。
アディはモーズが入れ込んだ女に嫉妬したり、
父親かもしれないと気にかけたり。
なんだかんだで二人の旅は続いていく。
最初は可愛げのまるでなかったアディが、最後には愛おしく感じられます。
アディ役のテイタムオニールは
アカデミー助演女優賞最年少受賞が頷ける演技。
モーズ役がテイタムの実の父親ライアンオニールというのも
巧みなキャスティングか。
万人にお勧めできる名作といえるでしょう。
[]