赤ちゃん教育
1938 米
いつも「赤ちゃん泥棒」「ローズマリーの赤ちゃん」とやや混乱するため
手を出さなかったがようやくレンタル。
名作「教授と美女」は見たことがあり、
コメディも侮れない監督という印象だったが、
本作は興行的には冴えず、ヌーベルバーグの頃に再評価されたとかなんとか。
デヴィッド(ケイリー=グラント)は生物学者で恐竜の骨格標本と格闘中。
ある日、貴重な骨(化石)が発掘され送付されるとのこと。
助手のアリスとの結婚に花を添える朗報にウキウキしながら接待ゴルフへ。
これを乗り切れば博物館に100万ドルの寄付を受けることができて万々歳。
しかしそこに現れたのがスーザン(キャサリン=ヘップバーン)。
我儘というよりもうどうかしちゃってるとしか思えない
奔放さでデヴィッドを振り回しゴルフもその後の接待会食も台無し。
さらにお人よしのデヴィッドを彼女が気に入ってしまい、事態は思わぬ方向へ・・・
スクリューボールコメディらしい騒がしさで
予想外の展開が続き最後はハッピーエンド。
前半あまりのご乱心ぶりにちょっとストレスを感じたりもしたが、
そこを凌げば今見てもなかなか笑えた。
「赤ちゃん」とは実はペットの豹のことなんですが、
結構慣れててちょっとかわいいとはいえ、よく撮影できたなということと、
作中で披露された豹の鳴きまねが上手かったですね。さすがに録音かな?
かなりハチャメチャな映画なので、封切時全然ヒットしなかったのは納得
当時としては破天荒すぎたかも
どうでもいい?余談
スクリューボールコメディの由来は野球の変化球のスクリューボール。
山本昌さんお疲れさまでした。