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ゴーン・ガール

2014 米

 

5回目の結婚記念日、エミリー(ロザムンド・パイク)が失踪した。

室内の状況などから、夫のニック(ベン・アフレック)への嫌疑は高まっていく。

エミリーは両親によって書かれたベストセラーのモデルになっており、

ニックは全米を敵に回す戦いを強いられる。

 

事件の真相とは。

 

 

 

以下 完全なネタバレのため注意

映画未見(で今後見るつもり)の方は絶対に見ないほうがいいです。

多分後悔します。

 

 

ニックは教え子のグラマー女子大生と不倫してて、

身を寄せてる双子の妹の家に訪ねてきたその女の子と

あろうことかその場で関係を持つようなダメ男。

 

他にも、

失踪した妻の写真の前で「笑って」と頼まれ不用意に笑ってしまったり、

ミーハー女に「ツーショット撮らせて、いいでしょ!」と

押し切られてしまったりと隙だらけ。

 

どっちもナンシー・グレース・ショー的な番組の格好のターゲットになり、

こいつが妻を殺したのでは?と犯人に仕立てあげられてしまう。

 

上記のショーはアメリカに実在する番組で、

現在進行形の事件を「この事件の犯人はこいつだ」

とか勝手に決めつけて糾弾するというトンデモ番組。

実際「あなたが犯人でしょ」と言われ追い詰められた母親が自殺する

という事態も起きたとか。

 

この映画は他にも、失踪した妻の殺害容疑により死刑判決を受けた

スコット・ピーターソン事件がモデルになっているらしい。 

 こっちの真相はいったい、という感じですが・・・。

 

 

 

 

 

 

さて一方、昔はイケてたニックの現状に幻滅してた切れ者女エミリー。 

(とっくに不倫にも気づいてる)

自分の殺害容疑をニックにかけ、

復讐しようとしたその計画は途中まで完璧に見えたのだが・・・

 

思うままに事が進み油断したのか、トラブルに見舞われた彼女。

 

 ニックの視点により彼女は昔から異常な人物だったことが

明らかになって行きますが、

(両親からの重し、「完璧なエイミー」の呪縛に囚われているようで、

むしろちやほやされプライドと虚栄心が巨大化したような)

困った彼女は金持ちの元カレを頼ることに。

 

頼った先でニックの会見が本気なことに気づきやり直す気が起こる。

また、この元カレは異常者で彼女を軟禁状態においてるため、うざくなって殺害。

監視カメラにわざと大袈裟に映っておくなど下準備ののち。

 

「あいつにさらわれてたのに

警察は見当違いにも夫を疑い助けてくれませんでした。

怖かったわ。あなた。」

 

矛盾点を追及する女刑事の質問も躱しきり

世間的には一件落着。ちゃんちゃん。

(元カレにエミリー失踪当日のアリバイがあれば

さすがにバレてしまうと思うが・・・まあ目をつぶって)

 

しかしニックは、エミリーが自分を殺人犯に仕立てあげようと

していたことに気づいています。

そして勝手な都合で元カレを殺害したこと、

フェードアウトされてプライドを傷つけられた

別の元カレの人生をめちゃめちゃにしたことも知っています。

 

当然そんな女とはまともに暮らせるはずがない。

昔愛しあったが、傷つけ合い、疑い合って、もう無理だよと離婚を切り出す。

 

ところがエミリーは平気の平左。「結婚ってそういうものでしょ。」

破棄したはずの精子を使ったか、妊娠まで告げられ、もはや逆らえないニック。

 

冒頭、エミリーの頭をなでるニック。

「君の頭の中を見て何を考えてるか知りたい。」

甘い響きもあります。

 

ラスト、エミリーの頭をなでるニックの続き。

「何を求めてる?」「何を考えてる?」

そこで、こちらを見るエミリー。怖かった。ぞっとする。

 

普通のサスペンスかと思いきや、恐怖映画でした。

でも脚本は練られており、出来はいいです。