Jエドガー
2011 米
クリントイーストウッド監督、ディカプリオ主演
と聞けば、おっと思うかもしれない。
FBI初代長官エドガーフーバーなる人物の半生を描いたもの。
・プラスの面
FBIを規律組織化した
(ボニーアンドクライド=「俺たちに明日はない」のような、
州を越えたら州警察の管轄外で捕まらないということへも対処)
旧態然とした現場に科学捜査を導入した
(指紋、筆跡、木材の切り口から製材所を分析など)
△大きな事件を利用し捜査官の武器携行や権限拡大を実現
・マイナスの面
盗聴、違法行為なんでもござれ
「国家のためだ」「世間は無法への警戒心がない」
確かに警察力も高めたが、反面自己保身・権力維持の目的も大
大統領や権力者の秘密もたくさん探り、脅迫して権力を強めた
誰も彼をクビに出来なかった
犯罪者、共産主義やキング牧師を憎む一方、組織犯罪であるマフィアは容認。
むしろ収賄を受け、自分の好きな賭博行為の容認など手を結ぶ
・プライベート
かなりの人種差別主義者
マザコン
同性愛者
コンプレックス多
虚栄心かなり強し
まあこういう映画ですが、日本では売れなかったとか。
初代FBI長官がどういう人物だったのか、というだけの映画なので、
娯楽要素は全然なく、日本での知名度もどれだけのものか不明ですしね。
ディカプリオは熱演してますが、
本人に特に興味がなかったので実際面白くはなかったです。
上記のように権力者の秘密を握り、
権力への執着心も凄まじかったことにより、
なんと死ぬまで48年間もFBIの長官だったという怪物。
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