リメンバー・ミー
2017 米
以前からチェックはしていたものの、
手にする機会がなく、ようやく地上波で鑑賞。
「死者の日」にまつわるお話、ということで
「一体どういう話になるのか」と思っていたところ、
まず、
メキシコのお盆のような死者の日の習慣を観客に一目で理解させ、
かつ死者およびその国をポップに描いている点はさすがだった。
そして脚本もなかなか。飽きることがなく楽しめる傑作である。
とはいえ結構シビアな世界観である。
「生者の国で忘れ去られると、死者の国ですら存在は許されない」
家族愛のハッピーエンドでしょ、と油断している中、
唐突にそんな問いかけを投げつけてくるとは・・・
そして予想を裏切るサスペンス。
盗作はともかくとしてまさかの毒殺!
しかも映画のセリフかよ。。
チョリソーの伏線を回収したかったんだろうけどね・・・
この展開はこちらも唐突すぎるような気がした。
絶対的な敵役無しでも、子供も楽しめる作品だったように思うな。
細かいことを言えばそのあたりが少し引っ掛かったものの、
予想よりも記憶に残る作品でした。